このブログを見てくれたということは、売りたい何かがあるということですね。それともう一つわかっていることは、あなたはコピーの作り方をわかっていないということ。クリックしてくれてよかった。なぜなら優秀な起業家であるあなたを救うことができるからです。
広告代理店やデザイン会社のブログではイメージ広告の作り方は教えてくれるでしょう。でもダイレクトレスポンス型の広告(売るための広告)は説明できないはずです。僕はあなたのような一生懸命な起業家にそこまで大きくはないにしろ、そこそこ「売れる」コピーの作り方を説明します。やることは簡単。以下を読み進めて、最下部にあるテンプレートをダウンロードし、穴を埋めていくだけです。
あなたに武器を持たせてみせます。
サマリー
①コピーを書く相手をたった一人決める
コピーを書く相手を決めることがファーストステップ。これができないと確実に上手くいきません。ただ決めればいいわけではありませんよ。実在するたった一人の人物を思い描いてください。一人に絞るんです。ペルソナという単語を聞いたことがありますか?コピーをかじったことがあれば、聞いたことがあるかもしれません。ペルソナはライターが作る虚像です。理想的な顧客像を自分でイメージして作り上げる仮想ターゲットのことです。
ペルソナに向けて書くのは結構難しいです。イメージしづらいというか、取って付けた感があるんで、思い入れがないんですね。だからツラツラと綴れないんです。おそらく初心者ライターはペルソナに対して書くと、上手く書けません。無理です。必ず実在する人にすべきです。購入者プロフィールから一人、理想的な方を選んでください。その人に向けて書きます。
セールスライターは普段から、周りで起きていることや、人がどのように感じているか、敏感に感じ取るスキルを身に着けています。セールスレターを書く際には、これが見込客視点に立つ上で役立ちます。とはいえ、慣れていないとできません。だから購入者プロフィールから実在する人物に向けて書くとしても、最初は難しいはずです。そこで、あなたが「理想の顧客」になることをおすすめします。自分に対して、自分がワクワクするようなオファーとコピーを作ってみてください。
②オファーを整理する
オファーとは、見込客にお金を支払っていただく代わりにあなたが提供する価値のことを言います。商品やサービスだけではなく、サポートや返金保証。特典。価格等の取引条件といったこと、全てを含んでオファーと言います。オファーは、コピーの目的地です。コピーが成功した暁には、あなたはキャッシュを得る。見込客はオファーを得ます。
コピーを書き始める際にオファーが明確になっていないと、大抵タイピングの手が上手く進みません。先ずはオファーです。商品やサービスをいくらで売るのか?どういった契約(買い切りorサブスクリプション)か?保証を付けるのか?受け渡し方法は?特典を付けるのか?顧客に渡す価値全てをリストアップしてオファーを整理します。
オファーの整理には世界中で成功した効果実証済みのマーケティングオファー辞典が役立ちますよ。以下のバナーから無料でダウンロードいただけます。

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結構そう言われますよコレ。だって世界中のオファーを集めた本なんてなかったんですから。それがなんとメールアドレスを入力するだけでプレゼントとは。
③見込客が得るメリットをリストアップする
まだ何も書いていませんが、良い線までいってます。ここではオファーを受け取ることで、見込客が得るメリットをリストアップします。注意しないといけないのは、「冷たい側面」とメリットをごっちゃにしないことです。「冷たい側面」とは?例えば、車を売る場合であれば、〇〇馬力、〇〇ターボエンジン、〇〇素材採用、といったメタ情報がそれにあたります。これは見込客を直接動かすパーツにはなりません。
メリットとは「冷たい側面」に触れた結果、得られる価値のことです。例えば、「冷たい側面」が”イタリヤ産最高級の牛革シートを採用”であれば、メリットは、”同乗者があなたの車に乗った時にあなたの年収を日本の上位5%に入る人と思うでしょう”これがメリット。わかりますかね?メリットは感情を動かすものです。「冷たい側面」は論理的に考えさせるものです。紛らわしいので注意してください。
メリットの種類はこれです。
- 願望を叶える
- 痛みや恐怖、悩みから逃れる
- 自尊心を満たす
つまり何かしら見込客の感情を揺さぶるものです。「冷たい側面」をリストアップしてから、そこから生まれるメリットを考えてみてください。
④「見込客の現状」と「あなたがそれに対してできる約束」から書き出す
これからリード(ヘッドラインとボディコピー書き始めの500文字前後のパーツ)を書き始めます。リードでコピーの成否80%が決まると思ってください。「欲しい」という状態はリードで作られます。ボディコピーの内部に入っていく時は「欲しい」ができていて、後は先ほどリストアップしたメリットで後押しするだけなのです。
熟練したセールスライターであれば、見込客の認知レベルによって、書出しのパターンをいくつか持っています。商品について、見込客が認知していれば、ストレートにオファーがいかにお得か提示し、どういったことを約束するかリードで提示します。一方で全く商品を認知していない見込客に向けて書くのであれば、欲求を深く喚起するために相当な文字数をリードに使います。
このテクニックの使い分けは非コピーライターの方にはしんどいので、反応を生みやすい汎用的な書き方を教えます。まずボディのリードから作ります。
ボディのリード文
見込客の現状を書きます。何に悩んでいるのか?どんなことを信じているのか?どんな姿になりたいのか?理想像は?現状何が足りていないのか?具体的に簡潔な表現で書いてみてください。
ヘッドライン
リードで見込客の現状を上手く書けた時には感情が高ぶる感覚があります。この感覚を持てていない場合、たぶん失敗しています。思いが入ってないはずです。ヘッドラインでは、見込客が理想とする姿にどう貢献できるのか、あなたやあなたのオファーが約束できることを書いてください。
時間を使って、たくさん書いてください。何度も言いますが、ワクワクする感覚が持てないなら失敗します。逆にこのパーツを上手く書ければ、成功したと言っても過言ではありません。
⑤メリットへのコンバート文を挿入する
約束した内容がどれほど、見込客にとってインパクトをもたらすか説明します。シンプルにストレートに伝えます。長ったらしい表現は避けてください。このパーツの役目はメリットを伝えるための橋渡しです。
⑥メリットを伝える
リストアップしたメリットそれぞれに優先順位を付けて、書き出していきます。箇条書きでもいいですし、小見出しを付けて、文章体で書いてもいいです。一つ一つのメリットのレベルがあまりにもかけ離れていると、最も弱いメリットがかすみます。これは結構もったいないので、弱いメリットは他の弱いメリットと抱き合わせにして、一つの戦えるメリットにしてください。なるべくメリットの強さのレベルを揃えるようにしてください。
⑦コピーを証明する
このパーツまで読み進めているんであれば、見込客の感情をある程度揺さぶれています。後は左脳に働きかけて購入を後押しします。安心感を与えることがここでやることです。
第三者の声を掲載する
ユーザーレビューや推薦の声を掲載します。あなたの主張を強力にバックアップしてくれるパーツです。
USPを提示する
USP。ユニークセリングプロポジションは、競合が提供できない、あなただけのオリジナルな価値です。リードで提示するケースもありますが、証明に使う方がナチュラルです。顔写真と自己紹介も添えておきましょう。自慢っぽくならないようにしてくださいね。
主張を裏付ける統計データで証明する
信頼のおける機関が発行しているデータであなたの主張を裏付けてくれるものはありませんか?少しリサーチしてみてください。ブログ記事の引用とかはダメですよ?あくまでも信用のおける機関が発行する一次情報です。
⑧オファーを提示し、申し込み方法を伝える
オファーを提示します。見るのが嫌になるような文章での表現は、出来る限り避けてください。わかりやすくブレッド(箇条書き)を使ったり、テーブル(表)を使ったりするのがいいですね。
オファーを提示したら、次は取ってほしい行動を具体的に書きます。これを忘れる人が多いのですが、絶対に忘れてはいけません。コンバージョン(成約)に雲泥の差が出ます。見込客はどうすればオファーを手に入れられるのでしょうか?電話?それとも添付のハガキ?小学生に勉強を教える先生になったつもりで、わかりやすく書いてください。
⑨クロージング
コピーを締めくくります。以下のブレッドを実行してみてください。効果を保証します。
- 理由と共に期限や数を限定する。例:在庫がなくなり次第終了です
- まだ明かしていない特典を提示する。
- お願いする。泥臭く「買ってください」と伝える。
ちなみに上記3つのうち、どれが一番効果があると思いますか?、、、実はお願いをすることなんです。意外じゃないですか?泥臭くお願いすることは有効です。本当に。
番外編:WordではなくCanvaでコピーをクールなデザインの紙媒体(広告、チラシ)に落とし込む方法
コピーが出来上がったところで、それを媒体にあった形に成形します。Wordを使っちゃダメですよ?多分ダサくなります。というかほぼダサくなります。僕だったらそのチラシを受け取ったら、多分すぐに捨てるでしょう。そこでおすすめなのがCanva。

Webで使えるグラフィックツールです。無料で使えるし、使用方法も簡単。何よりもテンプレートが豊富で、デザインセンスがなくてもイケてるチラシが出来上がります。使い方をわざわざ説明する程のものでもありませんが、以下の記事で簡単に利用方法を説明しています。
デザインセンス0でもできる高反応率で効果的な販促チラシの作成方法
媒体に応じてコピーを変形させる方法
媒体によってコピーの情報量は縛られます。例えば、Webやダイレクトメールであれば、どんなに長かろうと全てのコピーを展開できますが、マーケットプレイスの広告やカタログ販売だとコマが決まっています。そこで情報設計(IAと言います)が必要になります。IAで重要なことは、情報量に縛られていない全量のコピーから、ロジックを保ったまま、スライスオフすることです。つまり、最初から情報を限定してコピーを作るのはNG。これでは良いコピーが書けません。スライスオフのポイントを列記します。
- ヘッドラインの文字量に制限があるなら、訴求ポイントを保ったまま、文章を短くする。ヒントはYahooニュースの見出し
- リードのスペースがないのであれば、見込客が抱えている問題とそれに対してあなたが約束できることを簡潔に一文で語る
- 複数のメリットを強力な一つのメリットに変形させる
- 証明はWebリンク等で別媒体に誘導してから閲覧させる
- オファーは全て書く。但し文章を短くできないかは検討する
- 販売主の情報は概要のみにし、詳細は別媒体(Web)へと誘導する
- CTA(申し込みはがき等の見込客が反応するためのパーツ)は、はっきりとわかりやすく提示する
- その他の要素は思い切って捨てる
こんな感じです。
IAは慣れてくれば、「ココとココはいらないな」ぐらいの軽い感覚で削ぎ落とせます。ポイントが見えてくるでしょう。重要なのはベースとなる反応率の高いコピーを作ることです。これまで説明した方法でコピーを作るのに役立つ穴埋めテンプレートを用意しています。以下バナーから無料でダウンロードできますので、ご利用ください。

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