
SEOは技術というよりも手続きです。完璧なチェックリストがあれば、誰でもトラフィックを集めるWebを作ることができます。そしてこれがその完璧なチェックリスト。
完璧なSEO対策チェックリスト【完全版】
内部対策
テクニカル面
- モバイルフレンドリーなWebサイトにする(スマホビューで横方向へのスクロールを避けること)。
- レンダリングを高速化する。
- CSSはhead要素の先頭に記述し、可能な限り早く読み込ませる。
- jsは非同期で読み込ませる(asyncもしくはdefer属性での実装)。
- 画像ファイルはサイズ指定し、レンダリング処理を高速化する。
- リクエスト/レスポンス数を可能な限り少なくする。
- 通信料を減らす(不要な改行削除Minify圧縮や圧縮アルゴリズムgzipの導入)。静的ファイルは予めgzipし、基本はmod_deflate。
- サーバ側にhttp1、http2の双方での通信を認めるように設定する。
- 使っていないWordpresプラグインを削除する。
- title要素、h1要素は1つのURLに1つだけ。h2以降は矛盾しないようにする(h2がないのにh3が出現するなどはNG)。
- 記事内の最初のh2要素は、タイトルと同じものにする。
- クリックパスを短くするためにパンくずリストを導入する。
- ナビゲーションやサイドメニュー等、情報設計し、ビジターを混乱させずに効率的なクリックパスを実現する。
- xmlサイトマップを作成し、クロールを効率化する。
- robots.txtを設置し、クロールを効率化する。
- 検索結果ページ、質の低いページ、キャンペーンページなど検索流入を防ぎたいページにはnoindex、nofollow属性を付与し、重要なページにクロールを集中する。
- フィード(できればAtom)を導入し、更新情報を効率よく検索エンジンに伝える※フィードをSerchConsoloeに登録すること。
- websubを導入し、能動的に更新情報を伝える。
- インデックスの対象ページには関連するページへの内部リンクを貼り、ボットの回遊を促進する。
- Webサイトの構造、情報を正しく伝えるために可能な限りSchemaをマークアップする※パンくずリストも構造化マークアップすること。
- 1ページ1URLの原則を守る(URLを正規化し、重複を避ける)。
- ページは削除しない(URLの永続化)。
- 動的URLは静的URLに変換してインデックスされるようにする。
- http⇄httpsの301リダイレクト設定。
- www有り無しの301リダイレクト設定。
- indexファイル有り無しの301リダイレクト設定。
- 末尾に「/」有り無しの301リダイレクト設定。
- canonicalパラメータ有り無しの301リダイレクト設定。
- URLを変更した場合は元URLから新URLに301リダイレクトする。
- ページネーションのあるコンテンツは同一コンテンツとして認識させるためにhead要素にrel=”prev”とrel=”next”を追加する。
- 重複コンテンツ(同一ドメインで同一キーワードに向けたコンテンツを複数作ること)は避ける。仮に作る場合はどちらかのURLをnoindexにする。
- コンテンツカテゴリーはサイトテーマに沿って網羅的な内容とし、URL階層と一致させる。
- 画面を覆うポップアップのようなインタースティシャルコンテンツは極力避ける。画面を専有するくらいなら別途URLを設定した1つのページコンテンツとすべき。
コンテンツ制作面
- ターゲットの検索意図を把握して、ニーズと一致したコンテンツを作る
- ターゲットユーザーが検索するビッグキーワードを見つけ、それを元にロングテールキーワードに広げる。ロングテールキーワードに対して1つ1つ丁寧にコンテンツを入れること。
- サイトテーマに沿ってコンテンツの幅を狭めて深さを厚くする(重要視するキーワードを細分化して100記事以上入れるなど)。
- 専門的なコンテンツを継続的に配信する。
- 問い合わせ先や企業情報、責任者の記載などWebサイト情報の責任の所在を明確にする。
- 嘘・偽りや情報不足のない運営者情報、利用規約、プライバシーポリシー、特定商取引法、古物営業法に基づく表示ページを作る。
- メインコンテンツの質を高める(情報や画像の欠損は低評価。情報が網羅的でないこともNG)。
- 1つのページには1つのコンセプト(キーワード)に沿った内容にする※多数のキーワードをカバーする記事はNG。ただしピラーコンテンツ(各コンテンツの紹介コンテンツ)の場合はOK。
- 内部リンクは評価の高い記事から新規記事や対策をしたい記事へと貼り、ピラー化する。
- title(h1)に多くの単語を詰め込みすぎない。30字の文章形式にし、重要なキーワードは前方に持ってくる。※検索結果一覧から自サイトへの流入を促進するCTRにも留意したタイトルにすること。
- TFIDF式を使ってコンテンツの質を改善するためにキーワードを最適化する(https://en.onpage.org/wiki/TF*IDF)
- ユーザビリティの高い404エラーページにする※関連や人気記事へのリンクなど(ただしステータスコードは404を返すこと)。
- 数字やデータ、図等の画像は必ず出典元を記載する(一次情報を出典元にすること)。
- メインコンテンツ(ページの目的達成に関わる部分でヘッダーやフッター、サイドバー以外の部分)のHTMLソース、画像に対してコンテンツのテキスト量を相対的に大きくする。
- 表記揺れを防ぐ(校正フローの見直しやツール等を活用する)
- コピペチェックツールで念のためコピペ記事がないかチェックする。
- 発リンクは良質な一次情報提供先のみにする。
- メタディスクリプションは100字以内でキーワードを含める。全てのページで同じ記述にせず、ユニークにする(もしくは記述せずに自動記述させること)。
- 低評価記事(サイトカテゴリーと合致しないものや動的生成など)にはnoindex属性を付与する。
- aタグのアンカーテキストはリンク先のコンテンツと合致したキーワードにする。もしも同一ページに複数のリンクを貼る場合はアンカーテキストを同一にすること。
- 重要な画像(ファッションサイトにおけるコーディネートのような)にはalt属性の設定とセマンティックなファイル名を設定する。
- 重要な画像の周辺には、画像の説明情報を含めること。ただし装飾画像であれば不要。
- コンテンツの質を安定させるために表記揺れや誤字脱字を防ぐ校正フローやツールを導入する。
- ローカルビジネスの場合はローカルなキーワードを含めること。Googleマイビジネスを活用して自社サイトをPRすること。
運用面
- 記事の投稿日を示す。
- リライトの目安は投稿後6~12カ月に行う。新鮮な情報を含め、網羅性やキーワードの改善を行う。リライト後は記事に編集記録を残すこと。「この記事は、○○○○年○月に投稿した内容に○○○○年○月加筆・訂正したものです。」など。
- Googleサーチコンソールにはhttpsサイトも登録する。
- ウェブマスター向け公式ブログをチェックする。
- ナレッジグラフを仕込み、検索順位をトラッキングする。
- クロールエラーを定期チェックする。
- ペナルティを定期チェックする。
- ブランド名、サービス名、カテゴリー名などのキーワードでGoogleアラートを設定して、キーワードの動向をトラッキングする。
外部対策
- リンクビルディングは質を第一に考える(リンクビルディングを実現する最も良い方法はお願いすることです)。
- 被リンク>>>サイテーション(rel属性にnofollow)。ただし、サイテーションも一定の効果有り
- SNSで自社ブランドの指名キーワードが出現することでも一定のサイテーション効果があるので、VTS(動画等認知を増やす広告からサイトへの流入)を意識した対策も可能であれば行う。
- Pinterestに登録し、関連性のあるグループボードに参加する。
- 他ブログやコラムにコメントし、関係性を構築する。
- 大手企業、公共、商工会議所等メディアサイトとの関係を構築する。
- リンクベイト(バズによるリンクジェネレート)を意識したコンテンツを作る。
- オーソリティを構築し、リンクの貼れそうなQ&Aサイトを探す。
- Webサイト同士でコミュニケーションができるコミュニティを探す。
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