
本質を理解している人はそもそも効率的にやるよりもやらないという選択をします。意味のないことはやらない。すごい合理的ですよね。例えばあなたが死ぬ間際にこれまでやってきたことを思い返すとします。その時に本当に今やっていることは重要だったのか?そもそも思い返すことすらできないのではないでしょうか?それを考えると馬鹿らしく思えるタスクは意外に多いはずです。 そんなタスクはさっさと捨てればいいんです。
長い目で見ればわかることでもその渦中に入ってしまうと、見えなくなるのが人間。どうすれば俯瞰して考えられるのでしょう?簡単です。俯瞰するための時間をとればいいんです。この工程を設計と呼びます。
Webサイトを作ったらコンテンツを充実しなければいけませんよね。何から手を付ければいいのでしょうか?優先順位は?コンテンツ配信計画を決めれば、最も早く結果を出せるサイトを作れます。
コンテンツ配信計画はExcelもしくはGoogleスプレッドシートといった行列形式のドキュメントに落とし込むことをオススメします。1行=ブログ記事1つで管理するといいです。どんな記事をどういった順番で作り、それによって最終的にどういったメディアに仕上げるのか。漏れや不要な作業に惑わされることはなくなります。
繰り返し言いますが、結果をより早く出したいなら計画しましょう。
サマリー
ステップ1:キーワードリサーチ
ご託はいいです。そんなことよりキーワードリサーチをしてください。これをやらないと始まりません。
なんと?リサーチのやり方を知らないと?
じゃあコレでサクっと身に付けてください。

後発のキーワードリサーチガイド
多分コレ見たらショックを受けると思う。当たり前と思われていたことを一切しないんだから。でもよく考えて?後発でSEOを取りに行くならそれしかないって。
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ステップ2:キーワードからブログ記事のタイトルをジェネレートする
ビッグキーワード、関連語、共起語をリストアップしましたか?
次はそのリサーチ結果からタイトルをジェネレート(生成)します。作るというよりもジェネレート。これがポイント。どういうことか?
タイトルのキーは1にSEO。2にCTR(クリック率)です。SEOに考慮するにはリサーチしたキーワードをリッチに使いつつ30字以内に納めないといけません。これをやると機械的なタイトルになります。つまりクリック率が落ちます。
勘がいいですね。SEOとCTRはトレードオフの関係にあるんです。
検索結果上位を狙うとクリック率は落ちがちなんですよね。クリック率を上げるにはハズしのテクニックがオススメ。例えば「日本人の知らなかった〜〜」や「サルでもわかる〜〜」といった感じ。バランスを敢えて崩すんです。当然文字数を使うからSEOポイントは下がります。これをバランスさせると実はそのキーワードから付けるべきタイトルというものは、だいたい決まってきます。方程式のようなものがあるんです。だからタイトル付けはクリエイティブではないという意味でジェネレートとしています。
あなたはその正解を探せばいいんです。正解を見つけたら、管理シートのリストアップしたキーワードの隣にタイトル列を作り、そこに転記していきましょう。
ちなみに設計段階で生成したタイトルは仮でもOKです。タイトルを決めないことには先はないので。リサーチしたキーワードの数だけタイトルを作るわけですが、スピード重視でサクッとやりましょう。タイトル生成のコツは方程式を見つけることです。
ステップ3:記事ごとに認知レベルをバランスさせる
はい。ここ重要です。
見込客にはサイト流入時の「状態」という概念があります。これは認知レベルと言った方がわかりやすいかもしれません。
何の認知かって?
あなたが提供する商品やサービスの認知度合いです。
コンテンツを作るのは人を集めたいからでしょう。人を集めるのは商品やサービスを売りたいからですよね?じゃあその人達と初めて会う時の「状態」、つまり認知度合いはみんな同じでしょうか?
当然違いますよね。
相手の認知レベルとコンテンツ種別
認知度合いには5つのレベルがあり、それぞれの認知度合いに対して提供すべきコンテンツの種類には基本的なルールがあります。これを見て下さい。

認知レベル1はそもそも問題すら認識していなく、当然ながらそれ関連のサービスやソリューションの存在すら気付いていない状態。問題を明らかにして定義するコンテンツを提供することになります。提供すべきコンテンツ種別は予測タイプです。
将来的に起こることを予言したり、実は誰も気付いていない大きな問題を明かしたりします。堀江貴文さんや落合陽一さんが得意とする分野ですね。
認知レベル2はやっと問題が見えてきた状態。ですが、まだ何かしらアクションを取ろうとは思いません。
「まあ、まだいいか」
という程度の問題意識。ここでやることは煽動タイプのコンテンツを渡すことです。要は問題をもっと明るみにして、慌てさせるってことですね。
認知レベルその3では問題解決タイプのコンテンツを渡して、来訪者の問題を解決しましょう。つまりソリューションです。「○○する方法」のタイトルでお馴染みですね。
次は4なのでかなり認知レベルの高い人がターゲットとなります。彼ら、彼女らは問題を認識していて、解決策のバリエーションも知っています。
「私達はどれをやればいいの?」
という状態。
ここで与えるコンテンツは提案タイプです。これもブログ記事のタイトルにするとわかりやすいです。「○○する12のステップ」とか「○○の7選」とか。要はあなたはより良い方法をプレゼンするんです。
認知レベル5はもう買うことを決めていて、いくつかの選択肢の中からどれを選ぶか悩んでいる状態です。ここまでくるとブログ記事というよりかはセールスレターやランディングページのようなセールスコンテンツとなります。
「うちの商品、サービスはこれだけ魅力的ですよ」
と要求するコンテンツですね。
タイトルと認知レベルをリンクさせる
タイトルを考えたと思います。そのタイトルで訴求する認知レベルは必然的に決まります。
もしも、「これは2かな、、、。それとも3かな、、、。」
と悩んだら、低いレベルをターゲットにしましょう。低いレベルは潜在的なターゲットに近付くので数は高認知よりも多くなります。
タイトル、認知レベルをリンクさせたら、管理表に記入していきます。そうすると認知レベル別の記事の割合がわかります。各認知レベルをバランスさせてください。レベル4ばかりでは訴求できるターゲットが少なくなります。1や2にも訴求しましょう。逆も然り。1、2だけではコンバージョンが低くなります。高い認知にも訴求しましょう。
コツは低認知レベルのコンテンツを多めにし、高認知レベルコンテンツを少なめにバランスさせるといいです。
ステップ4:プロジェクトをマネジメントする
さて。管理表は整いましたね。
次は優先順位です。これにはプロジェクトマネジメントのスキルがあると有利です。あ、間違ってもこのために学ばないでくださいね?汗)
あなたはやることが多いはずです。記事執筆に使える時間は限られるので、タスクの全体像から、最も短時間で結果が出せるベストな道を考えます。
パッケージという単語がキーワードです。これは最も小さいビジネスの構成単位のこと。例えばWebサイト、ECサイト、メルマガ、顧客管理ツールを作らなければいけないとします。この時、同時並行で進めるべきでしょうか?多分それだと結果が出るのは遅くなります。
ではなく、まずは人を集めることに集中する。だからブログ記事を100記事書いて、デイリー400アクセスを目指す。これで1パッケージです。
それが流れるようになってから、メルマガを構築する。これでもう1パッケージ。
パッケージの概念は理解できましたか?
後はメルマガの反応率が良いとわかったら、顧客と対話しながら商品を作り、売る。つまりECサイトはその時点で良い。といった具合に小さくてもいいから早く結果が出るように最短ルートを常に考えることです。
頭の中で最短ルートをイメージするのは中々大変なので、ツールを使いましょう。使うのはコレ。

画像引用元:mindmeister
URL:https://www.mindmeister.com/
プロジェクトマネジメントにはマインドマップツールが使えます。パワポなんかより数倍オススメ。中でもmindmeisterは秀逸です。使い方は中心に達成したい成果を書きます。その下階層には成果を得るための要素を書いていきましょう。それが終わったら、作業レベルに分解します。
コンテンツマーケティングであれば、トラフィックが必要なので、広告かブログ執筆となります。でもその前にLPが必要なので、先ずはLPを作ってからそれぞれに取り掛かるのが正ですね。
マインドマップを使うと優先順位は明らかになります。
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