
会員数を順調に増やす開発者とそうじゃない開発者。その違いはサービスの質だけではありません。むしろサービスの質よりも大切なことがあるんです。それがキャッチコピーです。
安易に考えているなら考え直した方がいいです。アプリなんてβ版でいいんです。Facebookがそうだったように。サービスの継続性はサービスの質が決めますが、サインアップを決めるのはセールスです。
良いキャッチコピーは会員数を増やします。良いコピーを手に入れたいなら腕の良いセールスライターに頼んだ方がいいです。ですがお金がない人もいるでしょう。そんな人のために大きくはないにしろ、それなりに結果の出るキャッチコピーの作り方を説明します。
法則1:誤解のしようがないほど明確
シンプルであることは素晴らしいことですが難しいんです。シンプルとは無駄な脂肪を取り除いて、筋肉質にすること。あなたにそれができるか極端な例を使ってテストをしてみましょう。以下の4つを見てください。
- 家族
- 恋人
- 健康
- 仕事
上の4つはどれも大切ですよね。じゃあテストです。あなたは取捨選択をして、上の4つの内3つを捨てなければいけません。あなたにはそれができますか?上の4つの例は極端ですが、キャッチコピーを作る時、同様の考え方というか、意気込みが必要です。最も大切な1つのコンセプトに絞り込んで伝えるんです。

法則2:有益であること
プロダクトの特徴ではなく、そのプロダクトをユーザーが使って得られる結果。つまりベネフィットに訴求することがキャッチコピーではマスト要件です。
「そんなの知っているよ。」
マーケティングを学んだアプリ開発者はそう言うかもしれません。これには重要な補足があります。それはターゲットによって有益の捉え方が変わってくるということ。それに留意して訴求していかなければいけません。
ガリガリの男はダイエットの情報に興味はないです。ターゲットは誰か?と、そのターゲットのテコになる役立つ情報は何か?の掛け合わせがキャッチコピーに必要なベネフィットです。

いたってシンプルですね。見込客がEvernoteを使ってドキュメントを整理している姿が目に浮かびます。
法則3:独自のポジションを主張する
ポジショニング戦略を提唱している、アル・ライズ氏。彼が強いビジネスモデルの構築に必要な要素として独自性を上げています。これは一端の営業マンも理解している周知のことです。でも待ってください。そもそも独自性とか、差別化とは何でしょうか。答えはコレです。
狭い分野でもいいので、一等賞になること
独自性があればそれがキャッチコピーになります。短く、わかりやすい形に整えて表現すれば、それだけで売れるキャッチが出来上がります。立ち位置が正しければの話しですがね。

法則4:「誰」が「どうなるか」をほのめかす
これは有益性の書き方テンプレートです。主語がなくても構いません。そのコピーで「誰」が現状どんなことに悩んでいて、アプリやサービスを使うことによって、どのように理想的な姿に「なる」かをイメージできるコピーにするんです。イメージの力は強力で見込客の頭に映像を再生させられれば勝ったも同然です。

このキャッチコピーの法則は非セールスライターでも、大きくはないにしろ、それなりの結果が出るでしょう。会員数の増加にお役立てください。
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