
意外に思うかもしれませんが、優秀と呼ばれる人達の学習方法は計画的ではありません。必要に迫られるまでは何もしないんです。
Webマーケティングを学ぶ場合、マーケティングを中心としてテクノロジーのことや日本の商習慣も関わってきます。これを計画的にスケジュールを組んで網羅的に学んでいたら、時間が掛かり過ぎます。これでは世の中のスピードに置いていかれる。もっと目の前のことに集中すべきです。そうすれば学習コストは最低限で済むし、上手くいく確率も高いです。
最短・最速でWebマーケティングをマスターしましょう。やり方は実際にマーケティングをすること。この方法は確実にマーケティングをマスターする最短距離です。
サマリー
ステップ1:マーケティングシナリオをさくっと考える
商品やサービスがないとマーケティングのしようがないので、それをとりあえず決めるわけですが、いきなりで何をどうしていいのかわかんないと思います。先ずはどのビジネスカテゴリーに商品を投下するか、考えることからスタートです。
- 自分の得意分野で情熱を傾けれること
- 市場が存在すること
この2つのチェックポイントがYESとなる市場に参入しなければいけません。
何を売るか?
次に商品やサービスを決めますが、何かを作る必要はありません。マーケティングを学ぶのにわざわざ商品開発をしていては本末転倒ですからね。人が作った商品を売ります。A8やバリューコマースは商品開発者と販売者をマッチングするサービスです。アフィリエイトセンターと呼ばれたりします。

目的を見失ってマージンが大きい商品を売りたくなる衝動に駆られますが、売りやすい低価格の本とかにしておきましょう。
誰に売るか?
誰に売るか?を定義すればマーケティングシナリオは完成です。売ろうとしている商品やサービスに近い商品を実際に買っている人を観察すればいいんです。実店舗、Amazonのレビューこのあたりを徘徊してみてください。答えはすぐに手に入ります。
体系立てて見込客を定義したい場合はペルソナを作ります。ペルソナが何たるかを説明するのは本記事の対象としていないので、詳しく知りたい方は以下のバナーからE-Bookをダウンロードして学んでください。

ペルソナテンプレ
ペルソナの大切さはわかってても、まともに作れたことないでしょ?今度こそ”意味のある”ペルソナを作りましょう。このワークブックがあれば間違いなし。Eメールアドレスを入力するだけで無料プレゼントしています。
ステップ2:セールスコピー(ランディングページ)を作る
商品やサービスをWebで売るにはセールスコピー(ランディングページ)が必要です。WordPressでランディングページ(以下LP)のフォーマットを使ってもいいですが、Leadpagesを使う方がベターです。

このサービスでLPを作ればビジュアル的にプロのような振る舞いができます。LPの作り方をざっくり共有しておきます。
- オファーの内容を決める(アフィリエイト商品以外に提供できる価値。例えばサポートやボーナス特典等)。
- ヘッドラインを作る
- 冒頭の文章(リード)を作る
- 商品が見込客にどんな価値(ベネフィット)を提供するかプレゼンする
- CTA(見込客が取るべき行動)を提示する
ちなみに上記の方法は単純にLPを作るステップであり、魅力的なコピーを作る方法ではありません。成約率の高いLPを作りたいなら、素人でも”それなりの”セールスコピーが書けるテンプレートを以下のバナーからダウンロードして使ってください。

セールスコピー簡単テンプレ
売り込みたい商品やサービスをこのテンプレに沿って書くだけで、そこまで大きくはないけど、そこそこ売れるセールスコピーが簡単に誰でもできちゃいます。Eメールアドレスを入力するだけで無料プレゼント。
ステップ3:検索連動型広告(Google AdWords)を打ち、ランディングページへ見込客を誘導する
次のステップでは広告を実際に打ってみて、LPへトラフィック(アクセス)を集めます。使う広告媒体はGoogle AdWords。この媒体には検索と連動するキーワード型広告とバナー型広告の2種類があります。今回は学習目的なので、運用がシンプルな検索連動型広告(リスティング)を使います。Google AdWordsは初回利用のキャンペーンで7500円分のクレジットを無料でもらえます。学習するには十分な金額です。以下が運用の実ステップです。
- Google AdWordsの登録し、ログインする
- キャンペーンを作る
- 広告グループを作る
- 広告グループ毎にターゲットキーワードを決定する
- 広告を作る
情報量がかなり限られている媒体ですので、広告作りには慣れが必要です。運用を繰り返すと反応する広告の感覚がわかってきます。一つだけコツを言うと、広告は常に2種類用意して、ABテストを繰り返すことです。これをやると感覚が研ぎ澄まされて反応率の高いAdWordsコピーが作れるだけでなく、マーケティングの勉強にもなります。Google AdWordsの詳細な運用方法を知りたい人はこの記事を参考にしてください。
ステップ4:PDCAを回す
Q○oraでおもしろい回答がありました。
「マーケティングとはなんですか?」という質問に対して、「PDCAを回すことです」という回答。
???
笑えました。意味がわかりません。マーケティングとは販売を不要にすることであり、計画して、行動して、経過観察して、修正することではありません。それは単なる手段です。
PDCAを回せば、マーケティングは理解できます。具体的に何をやるかですが、以下が実際のステップです。
- 商品やサービスはいくつ売れたか?チェックします
- LPへのアクセス数はどのくらいあるか?チェックします(これでCV率がわかりますね)
- LPの一部分を変えたものを用意して、2種類のLPを同一URLでランダムに表示させます。どちらのLPが成約率が高いのか?チェックします(ABテスト)
- Google AdWords広告でも2種類の広告を用意してABテストをします。どちらがLPへ低コストで誘導できるか?チェックします
- ”上記1〜4”のそれぞれの値を前月や前年同月と比べます。どのように推移しているのか?チェックします
上記はただの作業ではありません。この作業はマーケティングアイデアを生むためにやります。それができるようになれば、あなたはもう立派なWebマーケターです。
マーケティングはおもしろいです。たった1つの要素を変えるだけで、結果が10倍近く変わることさえあります。本で学んでいてはそのおもしろさはわかりません。実践あるのみ。上記の方法は、ほぼお金を掛けなくてもできることです。本を買うくらいなら、騙されたと思ってマーケティングシナリオを作って、一連の仕組みを実装し、PDCAを回してみてください。1000冊のマーケ本に匹敵する知識と経験が手に入ります。
コメントを残す