
僕の本棚には風呂で読んだせいで表紙が湿けっている本で溢れかえっています。マーケターはたくさんの本を読まないといけません。ライター、起業家だってそうです。そういう人種なんです。一応諸先輩方にそう言われ続けてきたんで、僕は体現してきました。おかげでだいぶ役立っていることは間違いありません。
実践で使えるマーケ本をいくつかリストアップしました。コトラーさんやポーターさんのようなアカデミックな本は敢えて除外しています。実践にこだわりました。どれも読む価値ありです。
ダイレクトマーケティングを理解する
マーケティングを学ぶ最初のステップはダイレクトマーケティング(BtoC)です。BtoBビジネスをしていたとしても、お客のその先には一般消費者が大抵います。つまりダイレクトマーケティングはマーケティングの基礎です。
ハイパワーマーケティング(ジェイ・エイブラハム)

必読。これほんと必読です。何度読んだかわかりません。例えばあなたが顧客の立場で、「またこのお店で買いたいな~」と考えたとします。なぜそう考えたのでしょうか?そういった売り手にはどうすればなれるのでしょうか?本書にはその答えが詳細に書かれています。ダイレクトマーケティングをもっと深めたダイレクトレスポンスマーケティング(反応が計測できるプロモーション)のバイブルです。
あなたの会社が90日で儲かる(神田昌典)

ダイレクトマーケティングの権威、神田昌典さんにより書かれた本。実践で効果があったノウハウだけが詰まっています。網羅的な知識というよりもポイント、ポイントで使えるネタがこれでもかってくらいあります。僕は本を読んだらマインドマップにアウトプットするんですが、この本だけは大変でした。なぜならほとんど全ての内容が使える情報だったからです。
Webマーケティングがなんたるかを知る
インバウンドマーケティング(ブライアン・ハリガン、ダーメッシュ・シャア)

HubSpotはWebマーケティングツールの世界的企業です。彼らはオウンドメディアでエンゲージすることはいいことなんだぜ!と常々説いていて、実際彼らのメディアは莫大なトラフィックを得ています。コンテンツやサイト設計は超一流。そんな彼らのノウハウが詰まった一冊。TOEICを受験するなら公式の教材ですよね。Webマーケティングなら本書です。内容の薄い本を読むくらいなら本書一冊あれば十分です。
ザ・アドテクノロジー データマーケティングの基礎からアトリビューションの概念まで(
菅原 健一 他)

みなさんブログライティングとかWordpressのことは学ばれるのに、広告については無知というか、、、知る気がないというか、、、。もったいないことしてます。広告の使い手になれば1週間以内に500のリードを獲得することだって可能なのに。これオウンドメディアだったらどんだけ時間かかると思います?だいたい1年です。広告運用の方法とコピーライティングの技術を持っておけば、少ないコストでリードジェネレーションができるようになります。本書はそのうちの広告運用について、、、いやもっと重要なオンライン広告の概念について理解できます。
コピーライティング(ダイレクトレスポンスマーケティング)を理解する
10倍売る人の文章術(ジョセフ・シュガーマン)

上手いライターのビジネス書って小説並みに面白いんですよね。本書がそう。翻訳者が上手いというのもあるんでしょうが、原文が良いんです。それを書いたのがジョセフ・シュガーマン。アメリカで5本の指に入るセールスライターです。そんな彼のノウハウが詰まっているのが本書。
究極のセールスレター(ダン・ケネディ)

ダン・ケネディはコピーで商品を売るプロフェッショナル。特に彼はリードの書き方が抜群に上手いです。ストーリーの語り方が本当に勉強になります。セールスレターを作るために必要な要素は本書が全て網羅しています。
その他マーケティングに必要な考え方
ポジショニング戦略(アル・ライズ、ジャック・トラウト)

商品は何も変えてないのに急に売れだすことがあります。その理由がこれ。ポジショニングです。別名USP。例えばピザーラのポジショニングは配達時間です。どこに自分の身を置くか、それだけでビジネスを大きく変わります。ポジショニングを学ぶには本書しかありません。
影響力の武器(ロバート・B・チャルディーニ)

購買活動は感情的です。論理的に購買する人なんて誰ひとりとしていません。論理は購買を決めた後にその理由を正当化するためだけに使われます。感情や欲求を理解することはマーケティングに関わる人全てにおいて、必須スキルです。人がどういった感情によって行動するか知らないと良いキャンペーンはできませんからね。本書は感情や欲求を学ぶバイブルと言ってもいい本です。実践的なマーケターや起業家にとってマストな一冊です。
エッセンシャル思考(グレッグ・マキューン)

マインドセットで大切なことはブレないということ。マーケターはたくさんのことを奥深く知る必要があります。とはいえ、広く学ぶことに集中してしまうと深い理解は得られません。鋭い針で徹底的に深い穴を開けたら、次に関連分野でも同様に深い穴を空けます。下のほうでつながって大きい洞窟を形成するのが正しい学び方です。必要に迫られるまでは徹底的に一つのことをやり抜くのは簡単ではないです。それを邪魔しようとする人がたくさんいるからです。本書は邪魔者を見分けて、捨てる技術を授けてくれます。
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