
慣れたブロガーでも3000字程度の記事を書くのに2時間かかるというソースを見つけました。ちなみにライティング初心者は8時間もかかるんですって、、、1日1記事が限界ですね。
コンテンツクリエイションのスキルを伸ばすとマーケティングで有利です。ですがその作業をそもそも経営者がやるべきでしょうか?コピーはやるべきだと思います。でもブログ記事も?やめておいた方がいいです。他にやらないといけないことが多いんですから。
クラウドワークスやランサーズのような業務委託サービスが盛り上がっています。CtoC、CtoBのため安いんですよ。 ブログ記事制作やWebサービス開発に限らず、BPO(単純作業)ですら、低コストで代行してくれるんです。 こういったサービスを上手く使う人が短い時間でビジネスをスケールさせています。
とはいえ、ただ「お願いね」だけじゃ発注できません。ディレクション(作業管理)が必要になるんで、管理が苦手な人はそもそも外注は向かないかもしれません、、、。
この記事ではどうやってディレクションすれば安定して高い品質の記事を量産できるか僕なりの方法を書いています。基本を理解していただき、それを自分なりにカスタムしていただくのがいいかと思います。
サマリー
プロジェクトシート(記事外注管理ドキュメント)をダウンロードする
僕が外注する時に使っているプロジェクトシートを試してみてください。プロジェクトシートの役目はライターによる品質差をなくすことです。 1記事はシートの一行に相当します。一行の中にはターゲットとするキーワード、キーワードから作った記事のタイトル、誰に向けて書くのか?つまりターゲットペルソナです。それらを記入します。全部埋めるとあら不思議。誰に対して、どんな記事を書けばいいかが、かなり明確になります。これを事前に使えばブレが少なくなります。50%程度の品質は担保できたといってもいいです。キーワード選定もこちらで済ませるのでSEOの観点でも問題ないです。
プロジェクトシートはこちらから使用してください。編集権限のないGoogleスプレッドシートですんで、「ファイル」→「コピーを作成」でコピって使ってくださいね。
プロジェクトシートの使い方
ステップ①ターゲットとなるペルソナを設定する
例えば、自分のリストに向けてメルマガを書いてみてください。同じく今度は自分の友達に向けてメルマガを書いてみてください。たぶん友達に向けて書く方が面白いコンテンツになります。誰か一人に対して書くとコンテンツは具体的になります。具体的であることは良いコンテンツの証です。ペルソナの作成方法はこの記事を参考にしてください。
ステップ②ビッグキーワードを拾い、関連語と共起語まで調査する
ターゲットが決まった後はビッグキーワードをリサーチします。やり方はこの記事を参考にしてください。ビッグキーワードを50~100拾ったら次です。ビッグキーワードを元に関連語を調査します。Googleキーワードプランナーにビッグキーワードを入力すれば関連語が表示されます。具体的な方法はコレを参照してください。全ての関連語が使えるわけではないので、ビジネスに結びつきそうな関連語だけ拾ってください。まだ終わりではありません。関連語を拾った後にそのキーワード群から共起されるキーワード(共起語)まで膨らませます。kouho.jp等無料で使える共起語生成サービスがあるのでそれを使うといいです。
ステップ③記事毎にターゲットとペルソナを設定し、タイトルを考える
共起語まで調査が終わったら、プロジェクトシートにキーワード群をコピペします。次にタイトルを考えるわけですが、この時点でターゲットとなるペルソナを決めておいてください。タイトルが具体的になります。前に言いましたよね?具体的であることは素晴らしいのです。タイトルのコツは、
- 具体的
- キーワードリッチ(特に前方)
- 30字以内
- バランスを崩す
です。前から3つ目まではイメージできると思うんですが、最後の「バランスを崩す」は何のことかわからないと思います。これは検索結果一覧に表示された後にクリックを促す要素です。例えば以下の2つ。
”Wordpressで簡単にブログサイトを作る方法”
”6時間でできる海外トップマーケターのWordpressサイト制作方法”
どちらがクリックしたくなりますか?おそらく後者なはずです。キーワードを意識し過ぎると退屈なタイトルになりがちです。SEOは効きますが、クリックされない、、、。だからバランスを崩してクリックを狙わないといけないんです。
Q&Aライティングテンプレートにしたがってコンテンツを作らせる
設計図が出来上がりましたが、品質を安定させるにはもう一工夫必要です。ブログ記事の構造をこちらで指定します。所謂テンプレートのことですね。
僕の場合は単純なテンプレートでは満足なコンテンツが上がりませんでした。テンプレートの捉え方がライターによってまちまちというか、、、。ともかくダメだったんですね。そこで僕はQ&Aのライティング方式を採用しています。この方式はパーツ毎に質問を出してそれに答えてもらうようにライティングするものです。アンケートと言えばわかりやすいですかね。こうすることで、答えに集中できるからライターは何を書けばいいか明確なわけです。メインコンテンツではそれに見合ったコンテンツに集中させることができるようになりました。ライターが飛んでも心配いりません。すぐにこの方式に慣れて安定したクオリティを出せます。あまりに便利だったので一時期は自分でライティングする際にも使っていました。まずはGoogleフォームを使って、Q&Aライティングのテンプレートを作ってみましょう。
Q&Aライティングテンプレートの作り方
- Googleアカウントを作る
- 「Googleフォーム」と検索して、サービスにアクセスする
- 設問①では、「タイトル=見込客が抱える問題」という前提で、問題を解決する方法を調査してもらい、書かせるようにしてください。具体的に書かせることが大切です。表現方法はステップバイステップ形式もしくはリスト形式で見やすくするように指示しましょう。
- 設問②は、解決方法を裏付ける客観的なデータを調査してもらい、書かせるようにしてください。
- 設問③では、解決方法のうち、見込客がすぐに行動できるファーストステップを書かせます。このパーツはCTA(読者登録フォームや見積り依頼といった見込客がアクションを起こすパーツ)に繋がるように書いてください。
- 設問④はリードを書かせます。リード文ではタイトルと関連するストーリーが望ましいです。が、ここはライターの腕の見せ所なので、自由に書かせてもいいです。仮にここのクオリティが低ければ、このパーツだけリライトしてもらうか、ライターを変えればいいだけです。
- 設問⑤は、リードとメインコンテンツを繋ぐ文章です。慣れれば簡単です。リードで書いたストーリーをズームアウトもしくは抽象化して、メインコンテンツとの共通点を見つけ、それを糸口にメインコンテンツにコンバートさせます。
出来上がりのイメージがこんな感じです。
完成しました?終わったら、Googleフォームの右上、「送信」ボタンを押して、WebリンクのURLを取得してください。それをライターに渡せば、後はライターに書いてもらうのを待つだけです。ライターがフォームに入力すると、管理者用スプレッドシートに内容が反映されます。あなたの仕事は各パーツのクオリティチェックと必要であればリライトさせてください。十分なクオリティが出ていれば順番を入れ替えて記事を完成させます。
ディレクション能力が問われるので、苦手な人はストレスになるかもしれません。でもこれができれば1の力が10にも100にも1000にもなるんです。
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