
よっぽどの物好きでない限り、ブログを書くことは修行です。独自ドメインをとって、Wordpressをインストールした経験がある方ならわかると思います。大抵の場合、レスポンスがあるのはブログを開設して、半年〜1年後です。ある時、Googleアナリティクスが安定してアクセスを表示するようになります。そこが最初のブレイクスルー。そこまでくれば、ちょっぴりGoogleに認められたと思っていいです。
ビジネスブログ(1つのジャンルに絞ったブログ)では特に大変です。すぐに結果を出さなければいけない時はお金を掛けます。PPC広告ですね。数年前に比べてコストは上がりましたが、やりようによっては、すぐに結果を出せる良質な媒体です。
「ブログとPPCの中間くらいにあたる媒体ってないんですかね?」
この質問をよくもらいます。決まってこう返します。
「外部のメディアを使ったらいいじゃないですか。」
と。いまいちピンときてない感じです。そこでこの記事では外部メディアを活用する方法を説明します。今回はQuoraです。
サマリー
QuoraというSNS
Facebook、Twitter、Instagram、、、。SNSにはそれぞれ特徴があります。ビジネスならLinkedInだし、リアルタイム性の高いキャンペーンならTwitterです。SNSの中でも比較的、ブログに近いコンパウンド(長期的にトラフィックを得るような)媒体がQuoraです。QuoraはYahoo知恵袋のようなQ&Aサービスです。その海外版と考えれば、わかりやすいですね。Yahoo知恵袋よりも意識の高い人が多いです。ビジネス寄りというか。良質なユーザーがたんまりいるんです。
Quoraでのマーケティング戦略は名前を売ること
具体的にどうやってQuoraでマーケティングするか説明します。 このタイトルにあるように基本的には自分をブランディングすることがQuoraの良い使い方です。Quoraには悩みを抱えている人がたくさんいます。あなたはそれを解決するポジションをとります。問題を解決する人というのは権威です。コンサルタントは経営の悩みを解決します。弁護士は法的な悩みを抱える人を助けます。Quoraで達成したいことはこのような権威のポジションを築くことです。
Quoraのローカルルールとして、あからさまな自サイトへのリンク等、直接的にビジネスすることを禁じています。回答をする時はそういう直接的なプロモーションをしてはいけません。この媒体は名前を売ることに徹した方が何かとうまくいきます。
Quoraはプロフィール作成が全て
というのは言い過ぎですが、 一番気合いを入れた方が良い作業です。Quoraでは回答者のプロフィールを見られる確率が高いんです。作成のポイントは嘘偽りなく、正直に書くことです。以下3つのチェックポイントは必ずクリアしてください。

- 本名(当然ですが、、、)
- 自分の写真を使う(当然ですね、、、)
- 経歴は誰にでもわかるように書く(難しい役職名をわかりやすく書くのがマーケターの仕事)
あなたの専門であるジャンルの問題を探す
回答作業に入りますが、問題を探すことからスタートです。ポイントは具体的で深い悩みを見つけることです。わからないことを調べる類の質問は無視です。モチベーションが弱いので、ビジネスに繋がる確率は低いんです。もう一つ重要なことは問題の枠を広げないことです。あなたがマーケティングコンサルタントをしているなら、ダイエットの話題は無視すべきです。やるべき仕事ではありませんからね。
権威ポジションで回答する
回答のコツは権威性を出しつつ偉そうにしないことです。
「わたしが思うにだな~、これはこう考えるべきだ。」
なんてスタイルはやめてください。ムカつくんで誰も見てくれません。プロのように振る舞うことは必要なんですけど、やり過ぎはNGです。前述の偉そうな奴になりますから。うまい具合のポジションを探してください。スイートスポットの探し方は以下のチェックリストに従うことです。
- 具体的に書く
- わかりやすく簡潔に回答する
- 専門用語は意味を添える
- 主張を証明する証拠を必ず提示する
- 論理的な文章校正にする(これは〇〇です。なぜならば~)
さいごに、、、ソフトCTAを入れる
直接的なCTA (コールトゥアクション。読み手にアクションを取らせるパーツ。例えばメルマガ登録フォームなど。)は回答に含めることを禁じられています。冒頭でお伝えした通り、 名前を売り込むことがこの媒体の目的なので、狙いたいCTAはプロフィールページを見てもらうことです。そのプロフィールページにGoクエリ(自サイトのドメイン名やあなたの名前など、あなたを表すユニークなキーワード)があれば、間接的ですが、自サイトへの導線が作れます。
とはいえ、ダイレクトレスポンスマーケターたるもの、反応にはこだわりたいですよね? そこでソフトCTAです。問題の解決案を回答しつつ、詳細な解説は自サイトにあるブログ記事で語っていることを読み手に伝えます。この方法であればQuoraは許してくれるっぽいです。有益なブログ記事へリンクさせてみてください。
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