起業10年後に会社が存続している確率は5~6%という情報が出回っています。しかしコレ、調べてみたところ、あまり信憑性はなさそうなデータです。以下の中小企業庁のデータから予測すると結構乖離していそうなことがわかりました。

5年後に81.7%は生存しているので、10年後でも40〜60%は生存していそうです。残念なことに5~6%という値まではいかないにしても半数程度の企業は10年以内に消滅はしそうです(予測値ですが、、、)。倒産する理由の多く(69%)は販売不振によって倒産するようです。
サマリー
マーケティングがよくわかんなくても売れる仕組みが作れる2ステップ

きっと、あなたは倒産したくないという思いで、それを逃れる手掛かりを探していることと思います。ですが、そこら辺に転がっている情報のほとんどはマーケティング戦略とか、ブランディング、顧客志向だの、小難しい言葉を並べ立てた抽象的な概念で、どう活用していいかわからないですよね。
この記事では販売不振に陥らない方法、それもマーケターでない方でも実践できる、2ステップを紹介します。
ステップ①商品(サービス)作りを今すぐやめる
すでに商品やサービスがあるならいいんですが、これから起業しようと考えているのであれば、まず商品作りと考えがちです。それをやめるだけであなたは成功に近付きます。ほとんどの人が面倒くさがってやらないんですが、先ずは顧客が商品コンセプトにどう反応するかテストするということをすればあなたのビジネスはほぼ上手くいきます。なぜなら、売れる商品が何か、答えを知った状態でビジネスを始められるからです。
テストする方法は簡単。商品アイデアが伝わる何かがあればOKです。手っ取り早いのはWebページを作ることです。Webサイトを持っていないならLeadpagesとか、Unbounceを使えばOK。コンセプトが伝わるLPさえあればいいのです。これは商品を作る10000分の1程度の負荷でできることです。
LPから反応が得られているかどうかが最初のポイントです。売れない商品のアイデアはまあ無反応です。反応さえあれば磨き続けるだけでダイヤモンドになるので安心してください。どうやって磨き続けるかというと、顧客と話したり、アンケートを取ったりすることです。頭の中に以下のような図を描けば、顧客との対話から情報をヒアリングすることは難しくありません。

上記図の点線箇所がリサーチしたい情報です。逆にこの情報さえあればあなたはベストセラーを簡単に作れます。質問項目は次の4つです。
- なぜ当社の商品が気になったのですか?(問題や悩みを知る)
- 当社の商品が良さそうと思った点を教えてください。(今のアイデアがどれだけ優れているか知る)
- 購入するのに重要だと思う点を教えてください。(商品に付け加えた方が良い要素を知る)
- 他にどういった商品を検討していますか?(直接競合の商品を知る)
先ずは顧客の問題や悩みを知ること。直接的に聞いても、人間てのは自分をよく見せたい存在。深層心理の本当に得たい結果は返ってきません。だからこうやって自分の商品アイデアに反応したという事実をベースに掘り下げるんです。次に反応した根拠である、刺さったポイントを聞きます。ここまで聞ければかなり良い感じです。顧客が問題や悩みを解決するために足りない要素を聞きましょう。それさえ実装すれば確実に売れるという要素を聞くんです。最後にビジネス上の立ち位置を調整するために購入を検討している競合を聞きましょう。
競合を調査する時は商品の訴求点もそうですが、オファーも研究してください。オファーを変えるだけで売上は大きく変化します。オファーについて詳しく知りたい方は以下のバナーからオファー辞典を無料ダウンロードしてみてください。

マーケティングオファーの辞典
「こんなの今まで見たことない!!」
結構そう言われますよコレ。だって世界中のオファーを集めた本なんてなかったんですから。それがなんとメールアドレスを入力するだけでプレゼントとは。
ステップ①が重要ってことは起業家の多くの人がわかっています。でも実際は面倒でやらない人が多いんです。失敗する起業家グループに入りたくないんであれば、このステップは必ずやりましょう。
ステップ②顧客を作ることに集中する
ここが一番重要です。
倒産しないために一番重要な道具を一つだけ選べと言われたら、「売れる商品」と答えないでください。一番重要なのは紛れもなく「濃い顧客リスト」です。上手いラーメンが作れても、少食な人達が中心の顧客リストであれば、あまり売れませんよね。ですが仮に普通のラーメンしか作れなくても、腹を空かした顧客がたくさんいれば、簡単に売れます。
ここまでは多分多くの人が知っていることです。問題は顧客リストをどうやって作るかですよね。商品はまだない。人脈もない。そんな状態で顧客リストを作るには一般的にはお金を掛けるしかありません。でもSNSを上手く活用すれば実はお金を掛けなくても顧客リストは作れます。
インスタグラムのリプライにより、濃い顧客リストを無料で作る方法

無料で顧客リストを作る方法ってのは、あることはあります。例えばブログやYoutubeがそうです。顧客リストを作る方法は次の2つのどちらかしかありません。
- 時間を掛ける
- お金を掛ける
時間を掛けるってのが、ブログだったり、Youtubeだったり、いわゆるコンテンツで人を集める方法です。実はこれやっても成果が出る人ってのはSEOのことを知っていたり、ライティングやコンテンツ作りに慣れていたりする一部の人だけで、やってみてもほとんどの人は反応があまり出ません。じゃあどうすれば反応を引き出せるのか?それは人が面倒くさがったり、恥ずかしくてやらない方法をやることです。実際にインスタグラム(Instagram)を使ってやってみましょう。
たくさんのフォロワーを獲得することが目的ではありません。ポイントはあなたのビジネスカテゴリーに関連する人を集めることです。例えば、フィットネスジムを経営している方であれば、検索フォームにダイエットと入力してみましょう。

検索結果に候補が表示されます。ここに潜り込んで顧客候補を探しましょう。探し当てたら後は簡単。ひたすらその人の投稿にリプライ(返信)します。嫌がらせや広告は絶対ダメです。共感したり、あなたの意見を述べたり、役に立つことを伝えたり、個人的な関係を作るように努めるんです。自分の投稿に対して、率直なコメントをくれると人がいると、その人が気になるものです。「見ず知らずの奴がなんか言っているよ」と思われない、、、?なんて怖がっちゃダメです。むしろほとんどの人が恥ずかしがったり、面倒くさがったりするからこの方法は効果抜群なんです。
ひたすら顧客候補にリプライを繰り返しましょう。関係ができるとプロフィールページを見にきてくれます。そこが勝負の場です。

これは三崎優太さんの個人ページです。彼は広告でマネタイズしているので、顧客属性を絞るようなことはしていないようです。だから大衆に向けたメッセージになっていますが、あなたの場合は顧客を絞るようにプロフィールを作りましょう。どういった専門家なのか?どういった性格なのか?家族は?ビジネス感を出すのは絶対NGです。あくまでもプライベートを押し出しましょう。
一日10時間これをやれば、1ヶ月後にはそこそこのフォロワー数を獲得できているはずです。多くの人がこれが効果的と言ってもやらないのは、メンタルブロックがあるからです。繰り返しになりますが、濃い顧客リストを無料で作る方法の極意は、人が面倒くさがったり、恥ずかしがってやらない方法をやること。貪欲にやっている人は数千人規模の顧客リストを簡単に構築しています。わからないこと、気になる点がありましたら、コメント欄に記入してください。
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