
23歳だった当時の僕は翌日に大型のファシリテーション(会議)を控えていた。仕切る経験はしたことがない。それに人前で話すのもそんなに得意ではない。出席者は社内の人間だけでなく、重要な取引先の人もいる。先輩からのアドバイスは0。僕は追い込まれていた。
半ば強引にその重要な会議を取り仕切ることになった僕は、持ち合わせている知識では太刀打ちできないと考えた。そこで知識をインストールすることにした。当時僕を助けてくれたのは高田貴久さんの「ロジカルプレゼンテーション」という1冊の書籍だった。
翌日の会議が大成功に終わったのは、この本に出会えたからといっても過言ではありません。サクッと本を読んで、短い時間で内容を理解するできることは唯一の自分の利点でした。必要なスキルをインストールしたのでした。
僕は本が好きです。人が何年も掛けて培ったナレッジを僅か数時間で追体験できてしまう。たった数千円の投資で、です。
本をはじめとする情報を売るビジネス(インフォビジネス)は、コンテンツ(ブログ、メルマガ、動画、et、、、)でのマーケティングと親和性が高いです。もしもあなたがサラリーマンで何か副業を考えているなら、インフォプロダクト+コンテンツマーケティングの組み合わせは最強です。理由を説明する前にインフォプロダクトについて知ってください。
サマリー
情報商材ではないです。インフォプロダクトです。
インフォプロダクトはその名の通り、情報を商品化したものです。最近流行のCtoCでのEラーニングビジネスもこのカテゴリーに入ります。つまり以下のようなものです。
- 本
- セミナー
- Eラーニング教材
- コンサルティング
- コーチング
- etc
「情報商材」と聞くと胡散臭い気がしませんか?認めたくはないですが、情報商材もインフォプロダクトに属します。情報商材が詐欺的な商品だと考える人は多いです。これはあながち間違いではありません。所謂、情報商材屋さんはあるべき正しい情報を売って価値を提供しようとは考えないからです。適当で実証されていない知識を売って、はいさよなら。明らかに内容が値段と釣り合っていないとか、返金やアフターフォローのようなサポートがないとか、セールスレターで煽って、入金を確認したら、あとはもう知らない。そんな感じです。とてもビジネスと呼べたものではありません。
情報商材はインフォプロダクトに含まれることは事実です。しかしインフォプロダクトでビジネスをする出版社や起業家は明らかに違うマインドセットを持っています。
僕が23歳の時に本に助けられたように、課題や問題を持っている人にとって、それを乗り越えるための段差となるものがインフォプロダクトです。段差なので、努力してそこに足を踏み出す必要があります。でも頑張って踏み出せば、次のステップに辿り着くきっかけとなってくれます。それがインフォプロダクト。
23歳の僕は集中して本の内容をインストールしました。だから次のステップであるファシリテーターとして、会議を成功に導けたのです。何の努力も無しに結果を与えるものは存在しません。情報商材のLPではそういった煽りが横行しています。「手放しで〜〜」とか「完全自動化〜〜」とか。
インフォプロダクトはユーザーに必ず努力を要します。その代わり努力した人には結果をコミットしてあげる。もしも結果をコミットできなければ返金保証やサポートでユーザーを支援してあげる。これがインフォプロダクトを使ったビジネスのあるべき姿です。ちなみに米国ではこれをインフォマーケティングと言います。
インフォプロダクトのメリット
インフォプロダクトは商品としては異常な程優れています。説明しましょう。
アイデアとPCさえあれば作れる。つまり原価0。
この記事のタイトルにもあるようにインフォプロダクトで起業する利点はリスクがないことです。上手くいかなくても赤字になることはありません。
インフォプロダクトを作るとします。必要なのはテキストエディタがインストールされたPCとアイデアをまとめる頭だけです。
それをPDFとか、Webコンテンツとして売るんであれば、コストは掛かりません。リアルな本として販売するんであればコストは掛かりますが、それはあなたがどう売りたいかの問題です。リスクを取らなくてもキャッシュを生むことができるのは強力なメリットです。

独自フォーマットのE-Bookを販売しています
在庫リスクも0。さらに物流コストも不要。
これも似ていますが、デジタル商品として販売するんであれば、在庫という概念はないので、在庫リスクもありませんし、当然物流なんてものもありません。
貨幣的なメリットだけではないんです。それよりも面倒な商品管理が不要なことが何よりもインフォプロダクトのメリットです。管理がなければその時間で新しい商品を作ったり、新しいキャンペーンを考えたりすることができます。これは時間のない起業家にとっては有り難いですね。

高い方が売れる?!価格弾力性が反比例することもあるのがインフォプロダクト
ISBNコードを持つ書籍は価格の幅がある程度は決まってきます。多分縛りはないんでしょうけど、本屋のような様々な著者や出版社の本が売られるマーケットプレイス型のマーケティングでは価格弾力性が効いてきます。
でも通販でダイレクトセルをすると、そうはなりません。過去にテストした時に価格と販売数が反比例したことが何度もあります。
原価も在庫も物流コストも0なのに売る値段は自由に決められて高い方が売れることも度々ある。ビジネスをする側にとって、これは夢のような条件だと思いませんか?

利益率が異常な程高い
これまでの説明で上げたメリットの結果論的なところがありますが、最強のメリットは利益率にあります。
コンサルティングに関するEラーニング教材を69,800円で販売している友人は、教材の開発費が0(端末とかツールの減価償却は除きます)。配信のためのシステムも0。集客用のWebサイトのサーバ代は月1,000円程度。
ひと月にこの教材を販売した数は63本でした。サーバ代は固定費扱いです。この教材を作る実質的なコストは0円で、売上はなんと約440万円。
この利益率の高さがインフォプロダクトの強力な利点です。

インフォプロダクトのデメリット
デメリットも当然あります。
それは売ることが難しいことです。
情報商材屋が煽るコピーで市場を荒らしてくれたおかげで、見込客は何も信じなくなりました。
物販ビジネスの利点は売るのが楽なことにあります。事実として物理的な商品はデジタル商品のような仮想的な商品よりも売りやすいです。インフォプロダクトでも本のようなリアルプロダクトであれば売るのはだいぶ楽になります。
デジタル型のインフォプロダクトは商品としては優れているけど、売るのが難しい。マーケターとしては腕の見せ所です。マーケティング力があれば、インフォプロダクトは鬼の金棒になる存在です。
インフォマーケティングのキー「信頼性」
このビジネスは臆病者には持ってこいです。臆病者は努力家が多いからです。インフォマーケティングのキーは信用されることにあります。
マーケティング力に日々磨きをかけて、商品をブラッシュアップし、様々な数値を元にキャンペーンを考えたり、お客さんにアンケートをとったりと、あらゆる努力をします。
もしもあなたがこの記事を読んで、
「これは私にとって天職かも!!」
と思ったなら、絶対に参入すべきです。
僕らはインフォプロダクトの作り方やコンテンツマーケティングをあなたのような起業家やサラリーマンの副業家、マーケターにコーチしています。興味があれば、下記のメルマガ登録フォームから、コミュニティに参加してみてください。
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