
マーケティングにはアルファベット3文字のややこしい単語が多数存在します。例えばKPIとかSEMとか。なんでもかんでも名前を付けて定義して、、、、と複雑にしたがる人がいます。
誰かが言っていました。
「IQが低い人ほど、物事を複雑にしたがる」
と。
ちなみに、広告界のドンこと、デイビッド・オグルビィ氏は、どんな複雑なことでも単純化する達人でした。
さて、
これからはあなたも自分のビジネスをシンプルに考えることにしませんか?もしもそうなりたいと望むなら、マーケティング指標の管理から始めましょう。
事業の現状と先行きを考えるために、あなたが管理すべきデータはたったの3つです。
LTV(ライフタイムバリュー)

あなたのビジネスに顧客一人が支払う総額の平均値を表します(ん~なんだかわかりづらい表現だ)。例えば、あなたはジムのオーナー。
フロントエンド商品はジムの契約で月7000円。バックエンド商品はパーソナルトレーニングで月19800円とします。
顧客一人あたり平均してフロントエンドの契約を6カ月継続するとします。バックエンドの契約率はフロントエンド購入者の10%とします。その人達は平均4カ月加入するとしますね。
これでLTVが決まります。細かい計算の説明は省きますね。気になる人は電卓を叩いてください。チーン!54120円です。一人顧客を獲得する毎に54120円があなたの売上として計上されます。
CPA(コストパーアクウィジション)

顧客一人を獲得するために使ったコストの平均値のことです。
「町田 フィットネスジム」のキーワードで GoogleAdwords広告を出すことにします。クリック単価は400円に設定。無料の情報誌を提供して見込客化を狙います。CV率は5%。400/0.05で見込客化のコストがでますね。8000円です。
次に見込客から顧客へのコンバートを計算します。仮にをれを20%とします。するとCPAがでますね。40000円となります。
このビジネスは顧客一人あたり14120円の利益を上げるモデルなわけですね。めでたしめでたし。とはなりません。
この引き算で表されるのは過去から現状までです。CPAやLTVは世の中のトレンドで当然変動します。SNSのような画期的な媒体が出現すればCPAは大きく下がります(ちなみにSNSはLTVも下がります。これが面白いとこ!)それを予測することは神にしかできません。が、、、一つだけ傾向を知る方法があります。
新規顧客獲得数の推移
未来はどうなるかはわかりませんが、過去の傾向から、どのような未来が描かれていそうか、予測はできます。株取引なんかもそうですよね。
どの指標を見ればそれを知れるのでしょうか?
新規顧客獲得数の推移です。毎日何人の人が見込客となり、その人達の内何人が顧客へとコンバートしたか?その毎日の遷移を追っかけることです。するとトレンドが見えてきます。
これまでの傾向から外れた時に因果関係を突き止めようと頭が回転します。この思考が当たり前のようにできれば、おそらくあなたのビジネスは大丈夫でしょう。
統計を学んで重回帰分析のような手法を導入しろといっているのではありません。3つの係数をシンプルに監視して、問題点や改善点の仮説を簡単を立てられるようにしましょう。というお話しでした。
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