
Feedlyを知っていますか?URLを登録しておくと、更新時にまとめ読みできるアプリです。コンテンツマーケティングでは何かと使えるんですよコレ。僕はクライアントさんの競合リサーチ用に使います。クライアントさんが士業の方だと、Feedlyの更新通知には、”ありがちな”サイトデザインで溢れかえります。スーツを着た方のキービジュアルとテスティモニュアル(お客様の声)の羅列。これは結構お決まりのパターン。権威性が求められる商売ですから、この2つの情報があるとないとでは反応率に雲泥の差が出るってのはテスト結果に出ていました。このあたりは良い感じですが、他のコンテンツは総じてショボい。ほんと残念です。だから検索流入が少ないんですね。PPC広告を打つのは良いアイデアです。しかし費用のかからない集客ソースが別にあると良いと思いませんか?
そこでブログです。大事に育てれば、長期的に良いリターンがあります。この後のステップではマーケティングの設計からブログの構築、記事のライティングを説明します。
サマリー
ファネルを作る
マーケティングとは理想的なお客さんを集める仕組み作りのことを言います。この仕組みをWebで実装すると集客を自動化できます。本業にさえ集中しておけばビジネスが回るんです。素晴らしいことです。
理想的なお客さんを決めることから始めます。そのお客さんはあなたのサービスをどの程度認知しているかレベルが4つに分かれます。
- 潜在顧客
- 見込客
- 顧客
- 上得意
お客さんはあなたに反応する度に下の階層へ降りていきます。そして下の階層に行けば行くほど、より多くのお金を支払うようになります。しかも財布の紐も緩くなるんです。ということで、下の階層にお客さんを引っ張って行く方法を考えましょう。ちなみにこの層のことをファネルと言います。下の画像を見てください。

先細りしてます。最下層が上得意です。それぞれの層を進む度にフィルターがお客さんを振いにかけて絞っていきます。絞られたお客さんは似通った属性になるので、コミュニケーションが楽です。セールスレターの反応率が上がるんです。物を売りやすくなるから高額なプレミアムサービスも売りやすいというわけですね。
こうやってファネルでマーケティングを考えていく時には商品・サービスの種類を2つ用意します。1つ目が最初に売る商品。フロントエンドと呼びます。フロントエンドは集客用の商品で利益を重視せずに財布をこじ開けることが役目です。弁護士の方のWebを見ていると顧問契約をメニュー立てに含めていますが、僕はやめておいた方がいいと思います。顧問契約はバックエンド(フロントエンドを買った顧客にしか見えないプレミアムサービス)として売った方が数倍売りやすいです。こうやってフロントエンドとバックエンドで提供する商品・サービスを分けておくことで、本当に売りたい顧問契約の価格を今以上に上げても、今以上に成約しやすくなるんです。
ファネルの話しに戻りますね。必ずしも1階層目の潜在顧客からスタートするとは限らないんですが、1階層目は母数が多いので、ここをどうにかして、見込客にする仕組みを持っておいた方がいいです。集客に困らなくなるので。潜在顧客は弁護士サービスの必要性にまだ気付いていませんが、声を掛ければ興味を持つ可能性があります。そこでこの記事の本題であるブログが火を吹くんです。
あなたの存在を気付かせる方法
媒体には2種類あります。
- PUSH型→こちらが行動して気付かせる媒体
- PULL型→相手が自ら行動してこちらに気付く媒体
PUSH型の代表例は、広告です。PULL型はブログ。良い悪いはありません。広告は、すぐに効果が出るけどお金がかかる。一方でブログはサーバー費用程度の支出だけど、コンテンツを作る時間がかかる。併用して集客するのが良いと思います。どちらもコンテンツを作る際の頭の使い方は一緒です。PPCはこの記事の管轄ではないので説明は省きますね。
ブログは、コツコツ記事を書けば、長期的に強いトラフィック(サイトへのアクセス)を運んでくれます。先ずはサイトを作ることです。ITエンジニアじゃないとWebサイトを作れないと思ったら大間違い。今はプロのようなデザインのサイトが非エンジニアでも簡単に作れる時代です。
WordPressでWebサイトを構築する
WordPressはプログラミングの知識なしにWebサイトを構築できるシステムです。無料で商用利用できます。いくつか利点があります。そのうちの一つがユーザーをWebサイトに気付かせやすいということ。自分のサイトをどうにかして、お客さんに見つけてもらわなければいけないわけですが、検索結果の上位に表示されれば、ユーザーは見つけやすくなりますよね。そこでWordpressです。一般的なHTMLファイルで作られたサイトよりもSEO(検索結果の上位に表示されるようにする施策)が効きます。Wordpressは更新性にも優れています。Microsoft Wordを使う感覚で更新できるのは非エンジニアにとって大きいですよね。
「メリットはわかった。で、どうやってWordpressサイトを作るんだ」これはとても簡単。以下の3ステップです。
1.独自ドメインを買う
Value Domainが安いです。ビジネスに関連性するドメイン名にしてくださいね。ここにもSEOが効きますから。
2.サーバーを契約してWordpressをインストールする
XSERVERがおすすめです。一番低いスペックなら月1,000円程度です。最初はそれで十分でしょう。契約後にドメイン名の設定とWordpressをインストールします。やり方はXSERVERで説明されますから、僕は敢えてしません。
3.Wordpressのテーマをインストールする
テーマとはサイトに被せるスキンです。これでデザインが決定します。デザインしなくてもイケてるデザインがボタンポチポチですよ?すごいと思いませんか?ちなみにHTMLで一からサイトを作る場合、制作会社に100万以上請求されます。テーマはStudioPressのGenesisテーマがオススメ。海外の上手くいってるマーケターはだいたいコレです。)
サイトが出来上がったんで、後はブログ記事をひたすら作っていくだけですね。
良質なブログ記事の作り方
とりあえずWebの仕組みをやんわりでいいので理解しておきましょう。頑張って簡潔に説明しますから。
- 新しいコンテンツを作り、サーバーにアップロードする
- Webを回遊するロボット(検索エンジンのボットと言います)が
そのコンテンツを見つけて、検索エンジンデータベースに登録する - 一般ユーザーが検索エンジンで何かを検索する
- 検索エンジンが検索キーワードをもとにデータベースから「コレとコレとコレ」みたいな感じでコンテンツを選ぶ。
- 検索エンジンが選んだコンテンツに評点を付けて、表示順位を決める
- 一般ユーザーのもとに検索結果が返される
「4」と「5」が重要です。まずはどんな問題を抱えているかを理解しないといけません。相続の問題を抱えているなら、彼らはどんな検索キーワードを入力してくるんでしょうか?それをリサーチするのが「4」の対策。そして「5」はとてもシンプル。抱えている問題を解決する良質な記事を書けばいいのです。それだけです。
繰り返しになって恐縮ですが重要なのでもう一度言います。一般ユーザーが検索する時の動機は、何かを知りたいと思うからです。検索エンジンでは、コンテンツがユーザーに知りたい情報を与えられたかどうかというのをトラッキングする仕組みを備えています。ということで、見込客の課題に答えれば自然とサイトの評点が上がります。小細工する方法もあります。正直相当グレーな方法ですがね。短期的にであればSEOの評価を上げることはできます。でもそれは検索エンジンが求めているものではないので、場外へ飛ばされる危険があります。真面目にやりましょう。あなたはひたすら良質なコンテンツを作ることに意識を傾ければいいのです。
キーワード調査から始める
コンテンツ作りのスタートはリサーチからです。一般ユーザーがどのようなキーワードでリサーチしてきているかがわかれば、それに対して、どのようなコンテンツを作ればいいか明確になります。
絶対にやってはいけないことは、キーワードを調べずに思い付きでコンテンツを作ることです。こうやって作ると、そもそも検索されないキーワードや競合が多いキーワードを選んでしまい、検索から流入しません。キーワードリサーチについては無料のE-Bookを用意していますので、参考になれば幸いです。以下のバナーからダウンロードできます。

後発のキーワードリサーチガイド
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良質なブログ記事を書くためのライティング順
キーワードリサーチが終ったら、ライティングに入ります。慣れてくればスピードも品質も上がりますので、何度も何度も記事を書くことです。コツは書く前に頭の中でアイデアを整理しておいて、手を動かす時はそれを一気にアウトプットするイメージです。吐き出した後に編集してください。要は作業を混同しないってことです。
- 頭の中で書く内容を組み立てる(手は動かさない)
- 初稿を書く(編集は一切しない。画面を隠してライティングする)
- 編集する
作業を明確に分けた方が圧倒的にスピードが上がります。慣れるまでは執筆中に編集したい誘惑にかられますが、我慢してください。極論言っちゃうと、「Backspace」キーと「Delete」キーを押せないようにしましょう。
ブログ記事の組み立て方
僕が記事を書く時は次の5つのパーツを意識して書きます。
- タイトル(検索結果上位表示の要)
- リード(流入したユーザーを最後まで読ませるつかみ)
- コンバート(ソリューションへの転換文)
- ソリューション(課題を解決するアイデア)
- CTA(起こしてもらいたいアクション)
上から順番に書くと大抵ストーリーラインがブレるんでオススメしません。以下のようにライティングしてみてください。
- リサーチしたキーワードをもとにタイトルを作る。※検索ユーザーの問題をあらわすようなタイトルです。
- タイトルに答えるようにソリューションを作る。
- リードは短く簡潔なストーリーで始める。
- リードとソリューションの繫げ目となるコンバートを作る。
- 読者登録や問い合わせフォームといったCTAを文中、文末に設置する※複数設置すること
コンバートのコツはリードで具体的なストーリーを語り、それをグーーっと俯瞰するイメージです。抽象化と言った方がいいかな。んでソリューションと同じレベルの内容になったら、ソリューションを切り出せばいいんです。イメージが掴みづらければこの記事が役立ちます。
本文中は小見出しを使って、読みやすくしてください。文字のブロックだけだと眠くなりますんで。ちなみに小見出しにもキーワードを使ってくださいね。SEOが効きます。
ライティングは書けば書くほど上達します。先ずは100記事書くことを目標にしてみてください。100記事書くと、何かしら違った景色が見えてくるはずです。
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