
掲題の件だけど、、、
多分パッと思い付く方法として、、、
- SEO
- SEM(広告運用)
- トラフィックのある外部メディアを利用(SNS等)
があると思う。
SEOは起業当初はやめた方がいい。時間が掛かるからキャッシュフローが危うくなる。SEMはやるべき。これはマジ。ただし代理店任せにしたり、広告を学ぼうという姿勢がないならやらない方がいい。金の無駄遣いです。外部メディアの利用はアリだけど、そのメディアが吹っ飛んだらそれまでに投資した時間は無になるのでリスクがあります。
ちなみに広告運用に興味がある方は絶対にやった方がいいです。それだけ価値のあることです。運用方法の概要を知りたい方は[Yahoo・Googleリスティング広告 費用対効果の高い運用方法]記事が役立ちます。
トラフィックを生む手段、リードを獲得する手段に万能な方法なんてないって思うでしょ?お金か時間のどちらか、もしくは両方を投じる必要があると。でもあるんですよ。良い方法が。
ジョイントベンチャー(JV)です。
ジョイントベンチャー(以下JV)とは他の事業者と手を組むことを言います。
インターネットビジネスでJVは強力に作用します。例えばアフィリエイトがそう。商品を持っている人と顧客リストを持っている人をアフィリエイトセンターが繋いでいます。直接競合、間接競合問わず、手を取り合ってWinWinの関係が築きやすいんです。集客の得意な人はそれをやればいい。商品開発が得意な人はひたすらモノを作ればいい。

画像引用元:バリューコマース
URL:https://www.valuecommerce.ne.jp/
ブロガーの基本的なマネタイズがJVです。バリューコマースとかA8のようなアフィリエイトセンターに登録されている商品を自サイトで紹介して売るというもの。意外に身近なものなんです。
起業直後、キャッシュを安定させることが大変な理由は狙った見込み客を集められないからです。仮にそこまで旨くないハンバークを提供していたとしても腹を空かしたお客がたくさんいれば、それなりに売上は安定します。でもお客がいなかったら、いくら旨いハンバーグを提供していたとしても上手くいくわけないですよね。
つまりはお客を連れてくることが第一段階として絶対にやらないといけないこと。その上で商品のコンセプトをそこに投下して反応を得ることが次。起業家は忙しいです。リスト構築に力を入れていたら、商品開発に取り掛かれないし、一方で商品から入った人はこれからリスト構築に取り掛からないといけないわけです。この両社が手を組めば、仮に競合だったとしても、お互いハッピーですよね。
サマリー
JVはオフラインの付き合いに近い
ぶっちゃけた話、JVは面倒くさいことが多々あります。相手がいるので、自分のペースでできなかったり、契約で揉めたり。まあ何かとトラブルはあります。でもやる価値があるのも事実。相手のリソースが使えるし、相手のノウハウも取り込める。何よりも自分を動かすモチベーションになります。
覚悟だけです。JVはオフラインで仕事をする感覚に近いです。インターネットビジネスだけやってきた人には少しきついかもしれません。覚悟を決めることができれば、プラスになることは間違いありません。決断できない方は、ネガな部分。つまり面倒くさい部分を事前に潰しておけばいいんです。契約内容を精査して、パートナー候補とコミュニケーションする際のガイドラインにしましょう。大半のトラブルは潰せます。JV契約で最低限クリアにしておきたいことは以下です。
- 共同制作物の権利
- 共同制作物の売上配分
- 売上配分の受け渡し期日
- コンテンツ貸し借り時の期日と条件(どこまでの2次利用を許すか)
- 最低タスク要件(お互いが必ずクリアしないといけない業務要件)とクリアできなかった時のペナルティ
- 揉めた時にどうやって折り合いをつけるか
JVパートナーの探し方
サーチエンジンを使うのが一番楽です。あなたと同じビジネスをしているプレイヤー(直接競合)か、あなたと同じ業界で自分とは違う切り口のビジネスをしているプレイヤー(間接競合)。例えばお客属性は一緒だけど提供している商品種別が異なるなど。を探します。
サーチエンジンでパートナー候補を見つけたら、オウンドメディアをチェックします。チェックポイントは以下です。
- アバター(偽名)ではなく、実名で勝負しているか?
- 住所や電話番号などのパーソナルな情報を出しているか?
- PPC等の有料広告を打っているか?
- 利用規約ページ、特定商取引法ページを用意しているか?
- 頻繁に更新しているか?
すべてYESなら申し分ないです。YESが多ければ多いほど、相手は本気だということがわかります。定性的な基準ですが、本気かどうかが最も大事。中途半端な人と組むとストレス以外の何者でもありません。
ちなみにオフラインで探す場合はセミナーがおすすめ。トピックをどう選ぶかでパートナー候補が大量に集まる場所になります。
アウトバウンドとインバウンドで契約交渉する
基本的にはアウトバウンドで契約交渉します。つまり候補者を見つけてこちらから連絡を取るんです。検索エンジンで候補を探したら、問い合わせフォームでコンタクトを取りましょう。その後はSNSでもいいし、メールアドレスを教えて、そこにメッセージをもらうのでもいいです。初回連絡時の注意点として自分が誰なのかを先ず伝えてください。
ついでに自サイトにJVパートナーを引き込む仕組みも実装しておきましょう。SEOを効かせた募集ページを用意しておけば、パートナー候補から連絡をもらえるケースも出てきます。ダイレクト出版はそうやってアフィリエイターを募っています。

URL:https://www.affiliatecenter.jp/directbook/
見込み客だけでなく、アフィリエイターすらコンテンツマーケティングで見つけるってのはかなりアリだと思う。彼らだってJVパートナーを探しているんだから。

画像引用元:iTunes
URL:https://www.apple.com/jp/itunes/affiliates/
ちなみにAppleもこんな具合でアフィリエイターを探しています。やらない理由はないですよね?
募集LPの要素として、以下に留意してください。。
- どのようなビジネスをしているか?
- どんな価値を誰に提供しているか?
- ビジネスの規模感を表す指標(PV数、インカムレポート)
- JVパートナーに何を求めるのか?
- JVパートナーは自分と組むことで何を得られるのか?
- 基本契約と契約のカスタマイズ可能な範囲は?
- どのような作業負荷が想定されるか?
- 揉めたときにどのように折り合いをつけるか?
アフィリエイター募集LPはnoIndexにしないように。募集ページがインデックスされなくなっちゃいます。
JVに必要なマインドセット
とりあえず与えるを心掛けてください。
返報性っていう心理が人間には備わっています。これは何かをもらった時にお返ししないといけないと感じる脳のメカニズムです。順序的には先ず与えること。与え続ければJVパートナーはやるしかなくなります。
始めのうちは不満を感じることもあるかもしれませんが、そこはグッと我慢です。そう感じちゃったらJVは絶対上手くいかないんで。いつか返ってくることを信じて大目に見てあげることが大事です。以下はやってあげると喜ぶことです。
- パートナーWebサイトにコメントして、活発な議論を起こしてあげる
- パートナーWebサイトのリンクを張ってあげる
- コンテンツシンジケーション(コンテンツ貸し)してあげる
それと、アスク(要求)することを恐れないようにしましょう。世界でも5本の指に入るセールスライターがとあるセミナーにて、参加者から次のような質問を受けました。
「あなたが成功できた要因を1つだけあげるとしたら何でしょうか?」
この質問に対する、そのセールスライターの返答はこうです。
「アスク(要求する)だ。相手からどのように思われようと構わない。ひたすらアスクするんだ。」
貪欲にアスクすることです。例え、相手が何も損しない良い提案であっても、断られることはよくあります。成功者はへこたれずに100人、1000人にアスクします。
パートナーは目先10人もいらない
パートナーができると、それなりに負荷が掛かります。販売管理だったり、コンテンツのマネジメントだったり、商品やサービスのケアだったり。今まで好き勝手やってきた起業家にとっては少し縛りができて、ビジネスの感覚が強くなります。これは本来は良いことなんですが、慣れてないと「うっ、、、」となります。
手が回らないほどの人達とパートナー契約するのは本末転倒です。10人もいりません。むしろ5人でも多い。1人で十分なんです。1人の方と膝を突き合わせて、密にやってみる。それが上手くいくようであれば2人、3人と徐々に増やしていけばいいのです。
結果が出る人と結果が出ない人のタスク処理の差
ToDo(やらないといけない仕事をリスト化したもの)は多くのビジネスマンが使っているタスク管理ツールです。僕は仕事に追われている感覚が大っ嫌いなので使いません(だから人からの頼まれごとをしょっちゅう忘れます、、、)。このツールの使い方には2パターンあります。
- 複数のタスクを同時に進める
- 1つずつタスクを終わらせていく
成功する人は皆後者です。1つのアイデアを徹底的に試してみる。うまくいったらもっと掘り下げてみる。これでもか!ってくらいやってみて、それに関しては誰よりも詳しくなる。そこでやっと次のアイデアを試す。
ブログに手を出したなら、徹底的にコンテンツを作ることです。100記事、200記事、ひたすら書きます。どこの時点で撤退するかは予め決めておいて、そこまでは集中です。反応がなければ考える。サーチコンソールで原因を探す。ブログもSNSも有料広告も、あれもこれもなんて無理です。すべてが中途半端に終わります。いくつか集客戦略は考えられますが、スタートはJVがベストですよ。これ本当。
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